「長崎平和祈念像」は1955年(S30)今から62年前に創られていました。昨年、オバマ米大統領が広島を訪れ
「理想主義に立った世界平和への希望」へと続く道に光が射し
力強い一歩を前に踏み出したと、多くの人達が感じたことと思います。
しかし、それから1年を過ぎた今、状況は大きく変化しました。
北の核ミサイルの脅威に備え構築した「核の抑止力を盾にした戦略」で
偶発的に起きる「核の暴発」を、世界が危惧しているのが現実です。
60年前のアメリカ映画「渚にて」は、核戦争による放射能汚染が進み
地球が破滅してしまう、むなしい結末の物語でした。
「第3次世界大戦の原水爆による戦闘のため
地球の北半球は絶滅し、原子力潜水艦ソーフィッシュ号が到着した
死滅したはずのサンフランシスコの町から発信されていた無電は
風のいたずらだと判った・・・」
「人類の永遠の平和へ向けた努力」はこの先も続けなければなりません・・
同時に、「人類にとって永遠の命」は保証されていないことをも
私達は忘れてはならないのです。