今日は、大宰府政庁跡に近い観世音寺に出かけてきました。
観世音寺は遠く天平18年(746年)に天智天皇の発願で建立されましたが
ここには京都・ 妙心寺の日本最古(698)の鐘と同じ鋳型から作られ
菅原道真公も歌に詠んでいるといわれる梵鐘があるのです。
妙心寺の鐘は現役を退き、保存された状態でしたが
観世音寺では、今も除夜にその悠久の音を響かせているそうです。
昨年の秋、奈良に行き唐招提寺を訪ねましたが
753年、6回目の渡来でようやく日本の地を踏まれ
大宰府にも立ち寄られた鑑真和上にも思いを巡らせ
ここ、西の都と言われる九州の歴史の奥深さに興味が一段と深まります。