夏目漱石や正岡子規が親しんだ松山・道後の街ですが
今年、道後温泉本館周辺に歩行者専用遊歩道路が整備され
歩きやすくなりました
その道後温泉本館の横を通り過ぎ
今はもう店のカンバンも色褪せてしまったネオン坂
(むかし松が枝町といわれた遊郭街)を上って行くと「宝厳寺」に たどり着きます。
鎌倉期に、南は鹿児島から北は江 刺まで、全国を素足で「南無阿弥陀仏」の念仏を唱えて遊行 し踊り念仏といわれ庶民の仏教である「時宗」を広めた 一遍上人(1239-1289)の生誕の地です
宝厳寺には
一遍上人の歌碑
旅衣 木のね かやのね いつくにか
身のすてられぬ ところあるへき
子規が漱石と共に道後に遊んだ時に詠んだ句
色里や十歩はなれて秋の風
境内には外に、斉藤茂吉 の歌碑などがあります
あかあかと一本の道通りたり
霊剋(たまきわ)るわが命なり